社長の愚痴の聞き役も仕事

2015年1月30日金曜日


業績の悪化により、倒産寸前のY社。

負債額も大きく、かなり大胆な資産売却と、従業員のリストラを断行。

再建策を模索する日々の中で、社長は眠れない日々が続く。

管理本部長さんと話していると、案の定社長さんは精神的に相当な打撃を受け、医師の処方によって精神安定剤に頼る日々。

その上、毎晩のように飲み歩く状況になっているという。

管理本部長さんが言う。

「お気持ちは分かるのですが、実は、管理本部の者に次々声がかかり、持ち回りでお相手をしているという状態でして」

「社員たちもその場での対応にも悩み、乗り移ったように本部全体が暗く、元気が無いようになってきてしまいました」

このような時の社長にかかる重圧は、経験した者にしか分からないもの。ましてや一社員が話し相手となって受け止められる類いのものではない。

次の週のある夜、社長と私はある和食屋さんの個室にいた。

この個室での極秘ミーティングが、それから10回ほど行なわれただろうか。

こうしたこともまた、組織変革の裏側の現実である。

 

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※企業や個人を特定できないよう、事実に基づき一部脚色しております。