集団慣性から脱却しましょう

2016年11月25日金曜日


【どこまでも「他社事例」】

先日もお客様から依頼がありました。

「他社事例を調べてくれませんか?」

「同業他社の事例をお願いします」

「うまくいっている会社の例を教えてください」

 

また別の企業様ではこう依頼されました。

「多くの会社がやっている研修を導入したいので教えてもらいたい」

 

ビジネスモデルや、商品や、事業展開については「差別化」を頑張っておられながら、組織や人のこととなると「他社事例」「うまくいっている例」をということになります。

どうも「正解」というものがあると思われている節がありますし、「集団慣性」というものに侵されているようにも感じられます。

 

【エスニックジョーク】

エスニックジョークというのは、民族性や国民性を端的にあらわすような話によって笑いを誘うジョークのことを言いますね。

二つほど有名なジョークを書いてみます。

 

『豪華客船の沈没』

様々な民族の人が乗った豪華客船が沈没しそうになっています。

それぞれの国の乗客を海に飛び込ませるには、どのように声をかければいいのでしょうか?

 

・ロシア人には、海の方をさして「あっちにウォッカが流れていきましたよ」と伝えます。

・イタリア人には、「海で美女が泳いでます」と伝えます。

・フランス人には、「決して海には飛び込まないで下さい」と伝えます。

・イギリス人には、「こういうときにこそ紳士は海に飛び込むものです」と伝えます。

・ドイツ人には、「飛び込む規則になっています」と伝えます。

・アメリカ人には、「今飛び込めばヒーローになれますよ」と伝えます。

・中国人には、「おいしい食材が泳いでますよ」と伝えます。

・日本人には、「みなさん飛び込んでますよ」と伝えます。

 

一頃、この後に次のように付け加えるパターンもあると聞きましたが、現在の状況にはそぐわないかもしれませんね

・韓国人には、「日本人はもう飛び込んでますよ」と伝えます。

 

 

『ラスベガスにて』

ラスベガスのとあるディナーショーにて。

宴に興じている日本人の団体客がいます。

その隣でアメリカ人団体が話をしています。

トム「日本人って面白いんだぜ」

サム「どうしてだい?」

トム「奴らは周りの人が笑い出すと場に合わせて一緒に笑い出すんだ」

ジム「何それ、日本人って変な奴だねぇ。ぷぷぷ」

サム「ぷぷっ」

アメリカ人たちは一斉に笑った。

 

隣で笑い出す日本人団体。

トム「な? 言ったとおりだろ?」

 

 

【集団慣性】

こうした、他の人がやっていることにつられて行動したり、他の人がやっているのであればと安心して行動することや、あるいはその行動が皆がやっているためになかなか変えられないような現象を「集団慣性」と言います。

上のジョークにあるように、この集団慣性が日本の特徴のように言われていますが、どうなんでしょうね。

 

冒頭、『ビジネスモデルや、商品や、事業展開については「差別化」を頑張っておられながら・・・』と書いたのですが、よくよく現状を見てみますと、商売自体についても他社の真似ばかりが目に付くような気もします。

「集団慣性」からの脱却は、多くの企業の大きな課題ですね。

 

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今野 誠一Seiichi Imano
企業経営にあたりつつ、自らも第一線のコンサルタントとして、組織変革コンサルティング、経営幹部教育プログラムや管理職研修のファシリテーション、企業理念構築や経営ビジョン構築ワークショップのファシリテーションなどを担当している。