試練は人を磨く 『孟子』

2017年1月25日水曜日


自分が成長するチャンスだ! 試練は人を磨く『孟子』

中国の古典から学ぶ『自己変革のポイント』

今回は『孟子』から紐解く、『試練』について考えてみたいと思います。

孟子

孟子曰く

将降大任于斯人也、
天の将(まさ)に大任(たいにん)を是の人に降さんとするや

必先苦其心志、労其筋骨、
必ず先ずその心志(しんし)を苦しめ、その筋骨を労せしめ、

餓其体膚、空乏其身、
その体膚(たいふ)を餓えしめ、その身を空乏(くうぼう)にし、

行拂乱其所為、
行いには其の為す所を払乱(ふつらん)せしむ。

所以動心忍性、曾益其所不能
心を動かし、性を忍び、其の能(よ)くせざる所を曾益(ぞうえき)せしむる所以(ゆえん)なり。

<現代和訳>
天がその人に重大な仕事を任せようとするとき、まずその人の心を苦しめ、
肉体を疲労させ、餓えに苦しませ、体を弱らせ、しようとすることを挫かせ、
大苦境に陥れるものだ。それはその人の心を鍛え、忍耐力を増大させ、
それまでできなかったことを、できるようにさせるためである。

人生には、思いもよらぬ「試練」が起こります。
それは、かなりの苦痛を伴うケースがほとんどですよね。

なんで自分だけこんな試練が次から次へとやってくるんだろうか・・・。
と天を仰ぎたくなります。

孟子が言うように、試練は選ばれた人にしかやってこないのです。
乗り切れない試練はやってきません。

じつは最近、この試練を乗り切る方法が2つあるのでは?
と思うことがあります。

1つは、思い切って飛び出してみる。

転職でたとえると、今の職場ではなかなか自分の成長が感じられないと感じた時、
おもいきって転職してみたら、天職の仕事にありつけた!
というケースです。

もう1つは、じっと我慢して通り過ぎるのをまつ。

これも職場でのケースをたとえると、人間関係がうまくいかない。
夜も眠れない、病んでしまいそう。
でも、コツコツあきらめないでがんばっていたら、、、
その姿を評価してくれて、別の部署に移動になった!
というケースです。

試練だな~と感じた時、
じつは天に選ばれているんだ!ということ、
そして、試練は、

1. 飛び出す
2. とどまる

という2つの方法があるという判断を考えることで、少し、ラクになりませんか?
試練を試練と思わず、そこに潜むメッセージに耳を傾けてください。
それはとても大きな飛躍の前兆かもしれません。


木村 佐知子きむら さちこ
社長秘書、MBA。 組織変革コンサルタントとして、修行中。 歴史好きで、論文雑誌に掲載あり。