やる気を引き出すマネジメント

2016年11月25日金曜日


今回も、私にとっては、難易度が高かったです。

 

社長からの質問はこうでした。

「やる気を引き出すマネジメントということについて大切なことを3つ考えてみて」

 

ワ~ッ、また「3つ」か~~。

社長はいつも「3つ」です。

この頃慣れてきまして、何でもポイントを3つ考えるようになりました。

これも私への教育上のことかなと、薄々気がついています。

聞かれているうちに癖になってくるものですね。

 

さて、上の社長からの問いかけへの私の答えは次のようなものでした。

1.仕事を任せる

2.仕事をよく見てあげる

3.褒める

「任せて→よく見てあげて→褒める」

社長からの質問を浴びているうちに、こういうシンプルでストーリー性のある答えができるようにはなってきたのですが、さて内容はどうでしょうか。

 

社長からの反応は

 

「いいね。実にシンプルでいいね」

 

とのこと。

 

「やった~~」

喜んでいる場合ではありません。

これで終わるはずがない・・・・。

と思っていると、やっぱり・・。

 

「しかしね、組織や人事のことに唯一無二の答えはほとんど存在しなくて、特にこの質問

は何とおりもの考え方と方法があるんだよね」

「だから、いく通りもの答えを導き出すようにいつも考えていたいね」

 

 

そして、社長が“この頃自分が大切だと思っていること”として、次の3つのことを上げました。

 

・自分で決める機会を増やす

・前向きな振り返りをする

・成長と実現のエネルギーを大切にする

 

 

二つ目と三つめは、マングローブのメソッドそのもので、日常接している考え方なのですが、今回の問いかけで再整理、復習できました。

 

1.自分で決める機会を増やす

人は、他人が決めたことや、他人が考えたことは行動に移さなくても、自分自身で決めたことや考えたことは実行に移すんだとか。

言われてみれば、自分自身を振り返っても納得できます。

新入社員に配属の希望を第二まで聞いたりするのも、自己申告制度で人事を決めるのも、新規部門の発足メンバーを選ぶのもこの考え方によるんですね。

何もかもが、上司からの「指示命令」という職場も意外に多く、「自分で考えて」「自分で決める」という機会は、驚くほど少ないらしいです。

物を買ってもらうというような営業や販売の場面でも、「これをどうぞ」と売りたいひとつのものを勧めるよりも、「買われるとしたら、これとこれのどちらがお好きですか?」と選択肢の中から、「自分で選ぶ」という行為が入ると売れる確率が高まると聞いたことがあります。

 

2.前向きな振り返りをする

ポジティブ心理学に「ポジティブリフレクション」という言葉があるそうです。

日本語で言うと「前向きな振り返り」です。

前向きな振り返りによって生まれる共感や認め合いが、率直な対話の下地となります。

マングローブの組織変革の中心的な考え方「GOOD&MORE」こそ、この前向きな振り返りそのものだと、社長は力説しました。

プロジェクトの進捗でも、個人の成長具合でも、なるべくうまくいっていること、できていることを先に整理する。

その後で、積み残していること、課題になっていること等について整理して、どうしていくかを考える。

何人かでのミーティングでは、率直な対話の下地になりますし、個人にとってみても、うまくいっていること、できていることが自信と勇気とエネルギーになるのではないでしょうか。

どうしても、「BAD」= 問題点、できていないこと、積み残し課題の対策会議を焦りがちになります。

時として、できていない理由や責任の所在に時間をかけてしまいますね。

これを「後ろ向きの振り返り」と言うそうです。

 

3.成長と実現のエネルギーを大切にする

社長は、やる気を「モチベーション」と言わず「エネルギー」と言っています。

これは、「やる気」とひと言で考えるのではなく、もう少し分解して考えることで、「やる気を引き出す」ために何をすればよいかが見えてくるからなんだそうです。

やる気につながる個人のエネルギーとして「成長のエネルギー」と「実現のエネルギー」を大事にしているそうです。

仕事を通じて得られた「成長実感」が、これからも「この仕事を通じて、さらに成長しよう」という意欲につながって仕事に前向きに向き合う力が「成長のエネルギー」です。

社長は仕事にはとても厳しい人なので、なかなか褒めてはもらえないのですが、社員一人ひとりのの成長ポイントは、細かくいつも意識されています。

「資料作成のビジュアル化の力は格段に上がった」「言葉選びがとてもうまくなっている」と具体的に伝えてくれます。

一方で、「実現のエネルギー」というのは、将来のありたい姿をよりどころに頑張ることで生まれるエネルギーのことだそうです。

 

実際、入社してすぐに訊かれたのは「将来はどういう状態を目指しているの?」ということでした。

私は言いました。

「すみません。正直夢のようなものはあまりもっていないんですよ」

すると・・

「いや、夢はいいんだよ。夢や将来何をしたいかを訊いているんじゃないんだよね。どんな自分でありたいか、ってこと」

 

社長も、夢は持っていないとのことですし、将来こういうことをしていよう、ということも考えてはいるが、あまりこだわってはいないんだそうです。

そうではなく「どんな自分でいたいのか」に非常にこだわりのある人です。

「生き方」「周りの人との人間関係の、持ち方」「どのように成長していたいか」

ということを「ありたい姿」と言っているんだと、このごろ分かってきました。

 

そうした「ありたい姿」が明確であればあるほど、今自分が取り組むべきことは何かが明確になるんだということを、マングローブに入社して強く感じていることです。

 

自分の覚え書きのようになってしまいましたが、どのテーマについてもこれからも色々な角度から「考え続ける」ということを忘れずにいようと思います。

 

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渡邊 亜希子Akiko Watanabe
社長アシスタントとして組織変革について学び、その中で気がついたことを発信、 自分自身も成長していく機会にし、変革を実践していく日々。