よいコミュニケーションについて

2016年11月4日金曜日


社長からの今週のお題は「よいコミュニケーションとは?」というものでした。
 
 
少々手こずりました。
 
このように、分かったつもりになっているテーマこそ、奥が深く難しいですよね。
 
いつものように、ポイントを3つ上げなくてはと、次のように言ってみました。
 
1.相手をよく見ること
2.ポジティブに反応すること。
3.自分軸があること
 
 
社長はすぐに反応しました。
反応はいつも早いのです。
 
 
「一つ目と二つ目はすごくいいね。だけど3つ目は気持ちは分かるけど、注意しないといけないね」
 
と言いました。
 
 

聴くだけでなく「よく見ること」も大切です。
 
 
社長は、このことについて「メラビアンの法則」を教えてくれました。
 
アメリカの心理学者アルバート・メラビアンは、相手への伝わり方の実験結果から「言語情報では7%しか伝わらない」と言っています。
 
・話の内容などの言語情報 7%
・口調や話の早さなどの聴覚情報 38%
・見た目などの視覚情報 55%
 
 
人は身振り手振りや表情などの見た目から伝わる割合が大きいということは、聴くことも重要ですが見ることも重要だということになります。
 
社長はこうも付け加えました。
 
 
「だけどメラビアンの法則を鵜呑みにしてもいけないんだよ。7%と言われたからと言って言語をおろそかにしていいわけじゃないし、視覚を多用すればいいというものでもないんだ」
 
 
「大事なことはね、3つの要素を一致させることなんだよ。伝えたい内容(言語)に合った口調や早さを意識し、言語の内容と視覚の内容が一致する(矛盾しない)ように注意することだ」
 
 
さすがに一流のコンサルタントだと感じました。
 
 
「法則を鵜呑みにしないで3つの要素を一致させることを意識する」
これは名言です。
 
 
 
二つ目の「ポジティブに反応する」についてはこんなコメントがありました。
 
 
「ポジティブな反応はすごくいいと思うんだけど、その前提として、常にポジティブでいるということが大切かもしれない」
 
人の話をポジティブに聴く。
 
 
マングローブの組織変革の基本的な考え方は「GOOD&MORE」ですので、社長はいつも言います。
 
「人を見る時、話を聴くとき、まずはGOODを探す癖をつけろ」
 
 
人間の脳はそもそも危険なことやネガティブなことに敏感にできているんだそうですね。
 
太古の昔、大自然に囲まれて、野生動物と共に暮らしていた人間にとって一番大切は能力は「危険を察知する」「命に係わることを感じる」ということだったわけです。
 
 
従って、BADを探すセンサーは生まれつき備わっているわけですが、GOODを探すセンサーは意識しないと働きにくいといいます。
 
 
人とのコミュニケーションにおいても、GOOD探しながら話を聴くくらいでちょうどいいというわけです。
 
ポジティブに反応するまえに、ポジティブに聴く。
大切なことに気付かされました、
 
 
 
さて、最後の「自分軸があること」は、注意しないといけないと言われました。
 
私は、自分自身というものをしっかり持って「自分の考え」「自分の意見」を持っていることでいいコミュニケーションができると思って3つのうちの1つに入れたのですが・・。
 
 
「自分自身をしっかり持つ、ということの重要さはすごくいいんだけどね・・・」
 
 
「コミュニケーションの問題というのは、実は、自分に軸を置き過ぎることで起こる問題が多いのも事実なんだよ」
 
 
「気持ちの上では、常に“相手が主役”と思っているぐらいでちょうどいいと僕は思ってるんだけどね」
 
こうも言われました。
 
「君には、話上手を目指すよりも、まずは聴き上手を目指してほしいね」
 
 
なるほど、またまた言われてしまいました。
 
 
訊いてみました。
 
「聴き上手になるための、一番のコツを教えてください」
 
 
社長はいつも即答です。
 
「それはね、聴いている時に“自分の価値観との照合作業”をやめることだよ」
 
 
私は、ハッとしました。
 
確かにいつも頭の中で「それはおかしい」「間違っている」「それは正しい」等の言葉を浮かべて聴いている自分がいました。
 
 
社長の口癖のひとつは「裁判官になるな」という言葉です。
人の話を聴く時に裁判官になりたい自分を捨てて「自分の価値観との照合作業」をしないで素直に聴く。
 
とても大切なことだと感じました。
 
 
さて、このコミュニケーション談義の最後に質問してみました。
 
「社長がコミュニケーション上、気を付けていることはなんですか?」
 
 
こういう答えでした。
 
 
「僕はenergizerなので、話していて相手が元気になる、ということが一番大切なことなのでそれは意識しているね」
 
いつも社長に深堀されるので、ここぞとばかりに深堀しました。
 
 
「それは具体的に言うとどんなことなんですか?」
 
「コミュニケーションを断ち切る言葉を使わずに、深める言葉を多用する、かな。自分もなかなか実践できていないんだけどね」
 
 
社長によると、コミュニケーションを断ち切るのはこんな言葉たちだそうです。
 
・知ってる知ってる
・でも
・しかし
・そうは言っても
 
 
逆に、コミュニケーションを深めるのはこんな言葉たちだそうです。
 
・他にもありますか?
・なるほど、それは面白い
・さらに聞きたいことができました
・自分の理解を言っていいですか?
 
なるほど、自分も今日から気をつけようと思いました。
 

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渡邊 亜希子Akiko Watanabe
社長アシスタントとして組織変革について学び、その中で気がついたことを発信、 自分自身も成長していく機会にし、変革を実践していく日々。