後回しにしがちなものほど、重要度が高い

2014年8月26日火曜日


ある外食産業の社員の方と話をしていて。

この方はもともと現場にいて、今は人材育成を行う部署にいるのですが、こんなことを仰っていました。

「うちはヒューマンスキルを高めるような施策をうってこなかった。
接客業ということもあり、人と関わる中でヒューマンスキルは勝手に上がると思っていた。」

 

接客業・サービス業に限らず、業務に直結スキルには力を入れつつも、ヒューマンスキルに対する教育は後回しになっている企業は多いのではないでしょうか。

 

「ヒューマンスキル」とは、「円滑な人間関係を築く上で必要な技術や能力」のことです。

このような力は、たしかに教科書的な学びで身につくようなものではありません。

 

しかし、だからと言って、通常業務で自然と身につくものでもありません。

それがいかに人と接する仕事だといっても。

むしろ、人と接する機会の多い仕事ほど、「できていないはずがない」と思い込んでいることはないでしょうか。

先述の外食産業を行う企業のように。

 

ヒューマンスキル向上の難しさは、相手によって、TPOによって適切なコミュニケーションが異なるというのも一つです。

さらに、円滑な人間関係を築く力があるかどうか判断することが難しいということが挙げられます。

できていると思ったとしても、もしかしたら、相手に合わせてもらっているだけとも考えられるためです。

それが、ヒューマンスキルに対する教育は後回しになってしまう理由でもあります。

また、ヒューマンスキルは全ての業務の根幹として横たわっているものであるはずなのに、結果に直接結びついたかが見えにくいことが多いこともその一因でしょう。

 

 

人との関わり。

「普段毎日行っていることだから、できていると考えること」は早計です。

 

通常業務で後回しにしがちなことが、意外と重要なことであるのと同じで、人事施策でも後回しにしがちなことに大きな落とし穴があります。

 

カッツモデル

↑ ヒューマンスキルはどの時代も、どの階層でも求められるスキル


林 直人Naoto Hayashi
組織変革コンサルタントとして、教育研修プログラム設計や講師、企業理念構築・運用などに従事。