理念構築をチャンスと考える

2014年3月25日火曜日


理念構築の案件をいただいたとき、経営者の方とだけ打ち合わせをして構築する場合と、社員の方も巻き込む場合があります。

「社員の方を巻き込む」というのは、プロジェクトメンバーに社員の方が入る、全社アンケートをとる、インタビューを行う、選抜メンバーでのワークショップを行うなど様々な方法があります。

 

「会社の方針に関わることだから、理念構築は経営者が単独で行うべきだ」という考えをされる場合が前者になります。

どちらの方法もメリットはありますが、確かにあまり多くの社員の意見を聞き入れすぎてしまうと、ありきたりな表現になってしまうでしょう。それこそ“他社に持っていっても使えそうな理念”となることも少なくありません。

理念は経営者のメッセージですので、あまりにも社員目線が強すぎても、それはお飾りになってしまいます。

 

しかし、社員巻き込み型で理念構築をすることは変革のチャンスともなります

理念構築の際に経営者が自社への思いや創業時を振り返るように、社員にとっても自社について考える絶好の機会となるためです。

そして、経営者が社員の想いを感じる機会にも。

 

アンケートやワークショップで出てきた声をすべて拾おうとする必要はありません。

社員一人ひとりが会社の方向性を考える機会こそが、「会社が目指す方向に向って自分が何をすべきか」を考える場となるのです

 

理念が明文化されてからそこへの歩みが始まるのではなく、構築の時点からすでに理念に向かって歩き始めているのです。

 

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林 直人Naoto Hayashi
組織変革コンサルタントとして、教育研修プログラム設計や講師、企業理念構築・運用などに従事。